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なくて七転び

精神病こじらせたゲーマーが私の見える景色を残しています

舞台 刀剣乱舞 を見てきました。

大河ドラマとアニメ化の後押しで、刀剣乱舞を始めてしまったんですよね。
ちょうどライブビューイング*1が最寄りで開催されていたので、勢いで見てきました。


ゲーム原作リアルイベントとしては、ゲーム曲オーケストラにちょいちょい行っていたのですが、舞台観劇は初めて。また、ネットゲームのイベントに行ったのも初めて。
ということで、コンシューマーとネットゲームのイベントの違いなどをつらつら。


書きたいこと
ネトゲのストーリー要素外部委託
・殺陣面白かったよ!

ネトゲのストーリー要素

舞台のあらすじ

 物の心を 励起(れいき)する審神者の力によって生み出された、
刀剣に宿りし付喪神「 刀剣男士(とうけんだんし)」たちは、審神者と共に歴史を守る戦いへと身を投じる。


不動行光──戦国武将・織田信長が佩用し、彼に仕えた近習・森蘭丸へと授けられることとなる一振りである。

不動行光は信長の愛刀であったことの誇りを顕わにするが、
同じく信長を元主とする宗三左文字、へし切長谷部、薬研藤四郎らとうまく噛み合わない。

近侍に任命された山姥切国広は、不動行光の参入により和の乱れた本丸を立て直そうと奔走する。

そのさなか、審神者より天正十年──織田信長が果てた歴史的事件「本能寺の変」へ出陣の命が下るのだった。
(公式あらすじより一部)

舞台『刀剣乱舞』~ 2016年12月東京、2017年1月福岡・大阪公演決定!

ゲーム本編には短い会話があるだけで、ここまでのストーリー要素はありません。ネトゲ(ソシャゲ含む)ではこんなもんかなーと思っていましたが、ストーリーが書けない題材という訳ではないんですね。DMM運営のアイギスはノベル展開もしてましたし。


ただ、コンシューマーのイベントと大きく違うのが、
・客側は誰もエンディングを見ていない、彼らの行く末を知らない
・人によって進行度に差がある。下手をすればメインキャストをゲームで見たことがない人も


だれもエンディングまでのストーリーを知らない、ということはネタバレを踏まえ、バレないように書く脚本側の枷になりそうです。進行度に差があるのも脚本が書きにくそう。ですが、このゲームに限っては、表に出せる公式素材は戦闘ボイスなど限られていたので、知っている人もそこまで差はないのかもしれない。



閑話休題

──

ゲーム上の微かなキャラ情報をつなぎ合わせていたのが、歴史上の事件でした。擬人化の強みはすでにバックボーンがあることだなあと。


織田信長に刻印を入れられて以降、何度焼け落ちても復元され、天下人の証として受け継がれた刀……などといったストーリーを各々がすでに持っている。なおかつ、調べれば出てくるといったところは、歴史をエンターテイメントにする際の大きな強みになるのでしょう。


ただ、歴史はすでに結末が知れ渡っているという弱みにもなります。去年の真田丸などは負けが分かっているのにどう演出をするか、攻めた演出をしていましたが、刀剣乱舞はどう抜けていくのか、楽しみにしております。


歴史は二次創作の発祥だなあなどという感想も持ちつつも。二次創作でシリアスにストーリーを作るには、原作に対する下調べがいるということも感じているので、見守りたいんですが。
ゲームが生活と合わないんだよなあ、どうするか。
──

追加されていくストーリー

ゲーム中のプレイヤーにとって、新たなストーリーが目の前で組み立てられていく様は、ライブ感覚を感じられる出来事でしょう。
二次創作*2は一次創作と違って、基本部分に伏線を仕込みにくいぶん、こまやかなミステリーのようなジャンルには向いていません。
それを補うのが、人気キャラの追加ストーリーではないか。そしてこのようなイベントが開催されると後から決定されることによる喜びなのではないか。
と考えると、ネトゲなどの走りながら作るゲームに活気がある理由も分かるような気がしました。


ストーリーなどを筆頭に、何かを追加していくという形態はネトゲにとって必須なのでしょう。


イベントごとにリアルタイムで盛り上がれるという、祭りの楽しさがネトゲのキモなのだとしたら。
……時間と友達がある大学生の嗜みだなあ。

横の繋がり感覚は共通

ゲームを知っているもの同士、笑いどころも、笑う理由もわかるのは一体感があって楽しい。そこをわかって少ないゲーム内台詞で小ネタを仕込んでくれた様は、音声MADのようでした。
……ほめてるように聞こえないのはなぜだろう。

殺陣っておもしろいな

ゲーム衣装を再現した派手な出で立ちでの殺陣など、見入った見入った。

時代劇の殺陣は、1対多数の無双パターンか、大河ドラマの大合戦しか知らなかったので、複数人で戦うシーンは戦術含みもう1回見たい。前面で立ち回る鯰尾の後ろで取りこぼしを片付ける一期一振は、テニスのダブルスを思わせるシーンでした。

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(てきとーなイメージ図)


今回は槍キャラは敵にしか出なかったので、長もの殺陣も機会があれば見たいです*3

短刀は得物が短く肉弾戦のような趣も。敵を飛び越え懐に飛び込み、パンチキックからの真剣受け流し。
打刀太刀は長さのある鞘を反対の手に二刀流を入れてくる。フェイントからの大振りな動きや、キャラの雰囲気に合わせた動き、かぶった布をはためかせて舞台を広く舞ったり、短刀とは違う見せ方をしてくれた。


総じて「生アクションすごかったです。アクションシーンを書きたくなったときの参考にしようと思いました」
紅白戦(メインキャスト同士の戦い)なんかはどこ見ていいのかわからないまま流されていたアクション素人なので、素人コメントでした。

素人なりにおもしろかったけれど、解説付きもほしい。BDオーディオコメンタリーに解説付きとかでませんか。

最後

ゲームにもこれくらいストーリー要素があればなあ……と思ったのですが、ネトゲの必要経験値*4でこのストーリー語られてもキツいなと思い直し。
まとめや攻略サイトだけ覗いて満足してしまいそう。
ネトゲはストーリーを語るシステムになっていないんだな、と思いました。ストーリー要素は他で補填する、その一つの形がこういう広がり方なのかなと。*5

今回はストーリーとアクションを楽しく見させてもらいました。歴史はまったく知らないので、お勉強もさせてもらいました。興味がある分野なら、虚伝燃ゆる本能寺オススメしておきます。楽しかった。


もう一枚の窓には、誰ばっかり見てたとか、誰のイメージ変わったとか書き殴ってあるのですが、これは封印して薄味にしておくことにします。

(ウィッグの色味は似合うようにアレンジしても良かったと思います。山姥切の金髪ですら浮いてた。白髪青髪は言わずもがな)

*1:公演の生中継。全国映画館などで開催。

*2:ここでは史実を一次創作として肉付けをした、という意味で二次創作と呼んでいます。版権のはなしとは別。

*3:ミュージカルの方には薙刀がでているのですけれど、ここまで手を出すかどうか……。

*4:=レベル上げに必要な時間。

*5:……なら、ネトゲに参加する意味とは、祭に参加するだけか?と新たに混乱。祭り要素が要らないならネトゲは向いていない??