人狼知能の面白さ
人工知能に、人狼ゲームをやらせよう、というプロジェクトを、とても楽しみに応援しています。
AIと人狼の組み合わせはとても面白い。
人狼ゲームって、人間関係のゲームなんですよね。
AとBが仲がいい信頼関係。
そこに混ざろうとする、圧力をかける、疑問を抱く、自分からは分からないけどAの人を見る目は信頼する……などなど。
嘘をつくことが許されている中だからこそ、リアルよりエッジの利いた人間関係が楽しめる*1。
そして、ゲームなので正解があるんです。
誰が狼だったか、ゲーム終了時点で答え合わせができる。
うそつきでも
騙そうとしていたのか、守ろうとしていたのか、誤解だったのかが分かるんです。
この特性は、教師あり学習*2で人間関係に切り込める、絶好の題材なのではないでしょうか。
今はまだ、プログラマさんがルーチンを書いて行動をすべて決めている段階です。
人狼ゲームで言う、手順をプログラムしている段階。
ここに学習データが入ってきたなら、どんな判断をするのだろう。
そして何より、人狼知能はどんな理論で嘘をつくのだろう。
そんなことが楽しみで仕方ないのでした。
第2回人狼知能大会 in CEDEC 2016(8/24~8/26) には賞金もでるそうで、結果を楽しみにしています。
多分いくつかのゲームニュースサイトに速報記事が出るでしょう。
CEDECはニコ生もあるので、やるなら予約しておこうっと。
ディフェンディングチャンピオンのチーム饂飩を個人的に大応援しています。
今回も出場するのかしら。
私の人狼参戦は、極小発言メインなので、工夫したらAIと似た条件でプレイできるのでは……などと親近感もかんじつつ。
8月後半まで待機姿勢です。